#12 祟殺し編其の四『失くしモノ』

 取り戻せると信じた日々。そのために犯した罪。日常へと戻ってきた圭一を待っていたのは、信じられないことの連続だった。参加していない綿流し祭のことを楽しそうに話すクラスメイトたち。そして消えた鉄平の死体が、圭一の心を蝕んでいく。

 端で見ていると、圭一くんがとても滑稽に見えますが、実際こんなことがあったらそりゃ怖いよなというのが、今回の話。『綿流し編』で前日に死んでいるはずの鷹野さんが祭に参加していたというのが、ひとつの伏線になっていて、『こういうこともあるかもしれない』『オヤシロ様の不思議パワー』という推察もできるのが、このエピソードのミソです。
 それはともかく、監督酷いよ。ホントのことしか言ってないのに、いきなり精神異常者扱いはやめてよ。そりゃ、ただでさえ堪忍袋の尾が短い上、精神的に不安定な圭ちゃんはキレるよ、そりゃ。

 祟殺し編も次回でラスト。出題編最大級のバッドエンドが待っていますヨ。